日本人にとっての桜

日本は、四季が豊かで季節によって様々な花が楽しむことができます。

その中でも特に代表的とされる花は「桜」ではないでしょうか。

長い冬が終わりを告げ、身に纏っていた厚い服を脱ぎ捨てるころ

世間では、出逢いや別れがあり新たな生活が始まります。

大なり小なり、それは人生の分岐点と言えるでしょう。


そんな人々の分岐点に寄り添うように咲く桜。

記憶の中に記録される桜。

人々の人生の中でもより濃く記憶される時期に咲くからこそ、

特別な花となったのでしょう。

桜が咲くと、人々は空を見上げる。

雪が降る地域では、冬に空を見上げるということがどうしても少なく

体も縮こまる日々。

雪が降っているので見上げられませんし、

空を見上げるときは雲行きを確認するとき程度。


そんな季節から解放され、春になり、

道行く人々が「今日はあったかいね〜」とか

「そろそろ桜咲きそうだね。」なんて言いながら空を見上げている姿を見るのが好きです。

黄色い帽子が可愛い小学1年生や、

まだ着慣れないリクルートスーツを着た初々しい新社会人の姿も

春の景色の一部となっている気がします。


青森の桜もう少し先。

今年も満開の桜が楽しみです。

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