TSUTAYAが閉店しました。
青森市にはTSUTAYAが1店舗しかありません。
今年2月のことです。2店舗のうち1店舗が閉店してしまいました。
TSUTAYA浜館店が閉店すると知った時は、衝撃を受けたと同時にとても淋しく残念でもありました。
青森市から本とCDの両方が買える場所がまた一つ減ってしまったのです。
TSUTAYA閉店の背景
2017年度は全国的にTSUTAYAの閉店が相次いだそうで、その数はなんと70店舗。
70店舗の中には都心の店舗も含まれています。
地元のTSUTAYAが閉店して、私のように淋しい気持ちになっている人が全国にもたくさんいるんだなーと感じました。
また、青森が田舎だから閉店したと思っていましたが、どうやらそういう理由ではないようです。
多くの店舗が閉店している原因は、ネット配信サービスの台頭や読書人口の減少による、レンタル・販売両方の売り上げの低迷によるものでしょう。
いまやほとんどのことはインターネットがあれば済んでしまう時代ですからね。
それから、閉店した店舗に都心の店舗も含まれているところを見ると、経営理念の変更など会社の意向も含まれているのではないかと感じました。
便利や新しいの裏で起こっていること
デパートに入っているCDショップや路面店、レンタルショップの販売コーナーなど、
かつて青森市にCDショップは今よりも遥かに多くありました。
それがいつの間にか次々と閉店してしまい、今ではCDオンリーを扱う店は無くなってしまいました。
CDを買える実店舗はレンタルショップや書店になってしまい、
レンタル+販売、本+CDというように独立したものではなくプラスアルファの存在となってしまったのです。
(中古CDは、リサイクルショップや古本屋さんで買えます。)
思い返してみれば、CDショップが少なくなったのと同時にCDで音楽を聞く機会も減ってしまったように思えます。
私もその一人で、iPodを手に入れてからはCDで音楽を聞く機会がぐんと減り、やがてiTunesで月額料金を払って聞くようになりました。
しかし、便利になっていくその裏で失くなっていくものがあるということを考えると、便利で新しいものだけが良いとは考えにくいですね。
レンタルショップの思い出
20年前、レンタルショップで主に取り扱っていたものはDVDではなくVHSでした。
あの頃を思い出すと懐かしいです。
日曜日に父と兄と自宅近くの地元営業のレンタルショップに行って、
ディズニーやクレヨンしんちゃん、ドラえもん、女の子向けアニメなどレンタルしていました。
兄も一緒なので、毎週1本ずつ。
今週はどれにしようかなと、ワクワクしながら品定めをしていたことを思い出します。
今でも鮮明にその時のことを覚えていて、特別な思い出になっています。
思い出とは人や場所やニオイ、その記憶です。
ネットでは、このような思い出は生まれないのでないでしょうか。
何かを思い出し、懐かしい気持ちになることも少ないのではないでしょうか。
実店舗=モノを直接手に取る
ジャケ買いという言葉がありますが。ジャケットというのは、デザインだけではなく紙質によっても左右されるものだと思います。
CDジャケット、本のジャケットなど
その紙質がツルツルなのか、ガサガサなのか、厚いのか薄いのか、どうしてそのようにしたのかいう意図。
もちろん、画像だけを見てわかる部分もあります。
しかし、インターネットに掲載される商品画像の色や質感の正確さを信じている部分と疑っている部分があります。(職業病かもしれません。)
だからこそ、直接手に取って触れて感じるということに意味があると感じています。
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