空が白い朝
昨夜、おばあちゃんが亡くなった。
80歳、大往生だ。
今朝は、いつもと変わらぬ朝で、人々はいつも通りに仕事に行って働いて飯を食うのだろう。
違うのは、おばあちゃんの命がもうこの世に無いということだけだった。
空は雲が一面に広がっていて、果てしなく白い。
まるで命の音色が止まってしまったおばあちゃんの肌のようだ。
それから、私たち残された者たちの気持ちを包み込んでくれる柔らかい綿のよう。
空気はひんやりと冷たく、澄んでいる。
天気予報では今日の予想最高気温は21度くらいだったけれど、本当にそんなに暖かくなるのだろうか。
少し寝不足だけれど、今日はいつも通りに仕事をします。
その方が、今の私には落ち着くからです。
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