納棺師という仕事
昨日のプロフェッショナルは『納棺師』でした。
ちょうど先日おばあちゃんの葬儀で納棺師の仕事を近くで見たので
興味が湧き、番組を見たのです。
番組に出ていた木村光希さんという納棺師は、映画おくりびとで父と共に技術指導をしているとても有名な方でした。そしてなんと30才!若さに驚きです。
木村さんの仕事っぷり。すごかったです。
故人に触れる手つきや作法や身のこなしが美しい流線を描いているようで、優しくて柔らかい。
死後硬直を解いている時なんて、本当は硬直なんてしてないんじゃないかと思うくらい
故人が滑らかな動きをしていまして。
木村さんが働いている(経営している)葬儀会社は、納棺から葬儀までを一貫して受け持つという少し特殊なやり方をしています。
最初から最後まで遺族と向き合うわけですが、だからこそ木村さんの会社にしかできない遺族や故人との付き合い方・向き合い方・お別れの仕方があるそうで、そのいくつかが番組で紹介されていました。
身寄りがおらず高齢者施設で亡くなった91才の女性の葬儀では、故人の写真を葬儀会場に飾るというものだったのですが、なぜかそこのシーンで涙がぶわあああっと溢れ出てきました。
番組冒頭から涙は出ていたけれど、そこのシーンで急に、堰を切ったようにです。
おばあちゃんと重なったんでしょうね。ううぅ。
死を扱う仕事に就いていることで、今日を精一杯生きれるんだそうだ。
『死が人を生かす』ということ。
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